自転車に乗って、5年生くらいの二人の男の子が、ゲームをやりながら散歩している私の方に向かってきた。1人は無事私の前を通り抜けたが、もう一人は私の手前5メートルくらいのところで男の子と同じ方向に歩いていた女性にぶつかって男の子は転んだ。ぶつかられた女性は自転車を乗りながらゲームをしてはいけませんよと注意していた。
ところが男の子は自分の自転車とゲームを持って無言で立ち去ろうとしたため、チョット待ちなさい「何故謝らないの」と私がその子を止めて注意したが、そのまま「シカトウ」して行ってしまった。

親は何を教えている?

親は多分わが子が自転車を乗りながらゲームをしていたこと等知るはずかないので無理にしても日ごろからどんな躾(しつけ)をしているかということになります。まず問題は二つあります。

迷惑を掛けても謝らなかった

ゲームを拾い、自転車をおこし、そのまま乗って行こうとした間、何も言わずに、ご婦人の注意している顔も見ずに行こうとしていた。
見ていた私はこれはよろしくないと思い、謝るように話しても無視でした。さらに、注意した方がいいかと思いましたが、逃げるように行く子を追いかけて注意するのは止めた。

自分の身は自分で守る。

もし、これが交通事故となれば大変なことになります。親の「しつけ」の足りないところは「自分の身は自分で守る」ことを教えていないところです。生きていく中でのリスクをどのように教えているかです。万が一のことになっても親と加害者が責任のなすり付け合いをしても本人は生き返ってきません。その前に大切なことは「自分の身は自分で守る」、「生活することはリスクを背負っている」ことをしつかり親が教えて危ないことは欲しいくない思いです。

今後はしないと思う

子育てで大切なことは悪いことをした場合、見ていた人は注意することです。
注意しないとその行為はOKサインがでているのと同じことです。
その場で注意しても素直に聞かない場合がありますが、これは、本人は悪いことをした。迷惑を掛けた。といったことは100も承知です。まずかったとの思いです。執拗に注意するとそれが反発に変わり、反省しなくなるケースもあります。
今日の注意の仕方はそれはそれでよかったと思っています。

迷惑を掛けたら謝る・生きていくことは、リスクを伴うことを教えることが大切です。