不育症とは
不育症とは、流産や死産を2回以上繰り返して生児を得られない状態をいいます。
現在妊娠しても15%の方は流産すると言われています。40歳過ぎますと流産をしてしまう確立が高くなると言われています。また、流産しやすい時期は9割以上が12週未満で流産するそうです。
不育症の原因
1 「抗リン脂質抗体異常」です。これは、免疫の異常で胎盤に血の塊ができやすくなり、胎児に栄養が届かず流産すると考えられています。血液さらさらにするアスピリンやへパリンなどの薬で治療します。
2 「子宮形態異常」です。これは、子宮に中隔という仕切りがある状態で、中隔に受精卵が着床すると胎児に栄養が行き渡らなくなることがあります。重症な時は中隔を取る手術することもあらますが、手術しなくてもかなりの割合で出産出来ます。
以上の原因は2割程度の人にあてはまるだけで他の人の原因は分かっていませんが、他の原因として、胎児の染色体異常とみられています。
体外受精で受精卵を調べる
夫婦のいずれかに染色体異常が認められるときは、流産の可能性が高まります。しのような場合に限って、体外受精で受精卵を調べて子宮に戻す着床前診断が2006年に国内でも認められた。
染色体異常の治療方法はないが、妊娠を重ねれば出産できる可能性は高くなります。なお、染色体異常はさまざまなのでよく医師から説明を受けて理解してください。
流産によるストレス
流産は女性にとって大変ストレスの高いものです。流産した女性へのいたわりが大切であることは言うまでもありませんが、注意したいのは夫婦関係に不満がある人ほどストレスが高いと言われています。男性は女性に一層のいたわりと二人の関係をより円満にして行く必要があります。