1)国民年金のあらまし

国民全員20歳から60歳までは必ず国民年金は(基礎年金)に加入することになっています。なお、25年に以上加入期間がない年金はもらえません。

国民年金に加入すると、1号、2号、3号に分かれます。

  • 1号・・・自営業者とその配偶者、フリータなどを言います(2号、3号に該当しない人)。
  • 2号・・・サラリーマン、OL、公務員など給料をもらっている人
  • 3号・・・2号の人に扶養されている配偶者(年収は130万円以下)

国民年金は20歳から60歳までの人は必ず国民年金(基礎年金)に加入することになっています。

注意1 上記の号が変るときは届出をします。3号は平成14年4月から夫の勤務先で行うことになりましたが、それ以前は自分で市区町村に届けることになっていましたので漏れがたくさんありました。

注意2 3号は届けさえ出しておけば年金保険を払わなくても払っていた人と同じだけ将来年金をもらえますので3号の届出を忘れていた人や不安のある人は、市区町村か社会保険事務所に行き調べてもらいましょう。

2)国民年金の1か月の支払額は、13,800円これは物価に応じて変動します。40年間加入していた人がもらえる金額は、79万2100円です。年金の計算は、約80万円を40で割りますと1年年金を支払うと2万円もらえます。25年しか入っていないと50万円になります。

3)2号、3号の加入期間を忘れないようにしましょう。
4)国民年金は離婚時の年金分割の対象にはなりません。

5)最近、年金問題が話題を集めています。若い方が支払っても将来はもらえないとか、年金体制が崩壊してしまう。といった極端な話も出ています。それによって年金を支払わない方も多いようです。これは、年金を支払えない人が言い訳に使っているようにも思います。そのような場合は、免除制度がありますので市区町村か社会保険事務所に必ず相談しましょう。

6)1号加入者だけのトクする年金・・・・付加年金

これは、定額保険料に付加保険料(月額400円)をプラスして納めると、将来受け取る老齢基礎年金に付加年金が上乗せされる制度です。
支払総額=400円×納めた月数
毎年の追加年金額=200円×納めた月数

* かなりお得な制度です。良いと思われる方、生活に余裕のある方は直ぐに加入しておくことをお奨めします。これは、遡って支払いはできません。