1しつけとは

しつけを教えると言うことは、狭義では礼儀作法を教え、広義では生き方を教えることであります。理性は本能に対してもう一人の自分をつくることであり、生まれた時は本能的自尊感情が支配しています。これが「子供は生まれながらにして罪人である。とか子供は天使である。」と言われる時代であります。悪魔にも天使にもするのもしつけの仕方であります。このため子育てとは成長するに従って本能的自尊感情を尊重しつつ理性的自尊感情へとシフトし拡大とまとまりを育ててゆくことが子育てと考えます。具体的には次のような作業が必要となります。

1)しつけ・・し続ける。強い続けることです。

しつけとは子供に社会のルールや礼儀作法を身につけさせることです。また、自立して生きてゆくために必要な情報や知識、スキル(技能)などを教えることであもあります。

我慢する(耐える)、待つ、自制する。抑制する。ゆずる。ことを教えるのもしつけでありますので、日々繰り返し教える必要があります。大切なことは「しつけ」がきちんとしている子は、ストレスに強く、困難から逃げ出さない。といわれております。

2)分をわきまえる。

「優劣の具合(相手に分があるか。分が悪い。)」分をわきまえることは、状況判断を求められた行為であり、「分別」を付けることであります。日本では子供が親を殴ることがありますが、これは親が子に分をわきまえる「しつけ」をしていないのかと外国のかたは驚いています。

3)虐待とは

親が自分の力を誤って使用し、子供に暴力を振るったり、食事をとらせなかったり社会的に力のない立場におかれている人に対して権力を乱用し、子供の人権を侵害することであります。もう一つの虐待は子どもを溺愛することであります。子どもがやるべきことを親や周りの者が代わってやってしまうことであります。生きる手段を全てはぎとってしまいその子はまともな生活がおくれないことになります。これは一つの子に対する虐待であるかと思います。