トルストイは名作『アンナ・カレーニナ』の中で「幸福な結婚はみんな似ているが、不幸な家庭は一つ一つ違う。」と言っています。仲の良いご夫婦、家庭には共通点が多いようです。それを学ぶことにより自分たちの生活に役立て無用なトラブルは避けることができます。
1 仲の良いご夫婦は会話が上手です
第一に仲の良い夫婦はコミュニケーションの取り方が上手です。コミュニケーョンはお互いの気持ちが通じ合うための最も大切な手段であり、お互いの気持ちが理解し合えれば情緒的にも落ち着き安心、安全な生活と余裕と優しさが生まれます。
上手な会話は、一つに不用に相手の嫌がる「言葉」は使わないことです。また、最後までしっかり話を聞き、相手の気持ちに沿った返事をしてあげることです。また、時によっては「君と結婚してよかったよ。」等の感謝の気持ちを言うことにより関係を深めていけるのではないでしょうか。
2 お互に尊敬と感謝の気持ちが持てること。
夫婦と言えどもお互いに一人の人格をもた男女が一緒に生活するのでありますから当然相手の人格を考えない関係はありえません。しかも、その相手の人格、人柄を尊敬できるからこそ一緒に住らせるのです。また、お互いが足りないところを補い助け合うことで感謝の気持ちを持て生活することが出来きます。
伴侶を尊敬し感謝することから夫婦関係は成り立っています。くれぐれも子供の前や他人の前でお母さんが「お父さんの給料が安い。」「お父さんはダラシナイだから。」と間違っても相手の欠点をあげつらうような夫婦にはなりたくないものです。これは夫も同じことが言えます。
長い夫婦生活では、相手から尊敬されるように常に自分を磨き、新鮮な生き生きした自分であり続ける努力は必要です。
3 夫婦は、お互い自立していることが理想です。
自立しているとは、どのようなことをもって言うのかとの問題はありますが、この関係で一方的な依存関係では成り立たないことはお互いに頭では理解しているものの、とかく一方的な関係になりやすいようです。
自立した大人の関係にもっていくことは簡単ではありませんが、お互いに自分が出来ることは自分ですることは勿論のことパートナーがして欲しいことに気を回すくらいの配慮があって上手くいくのではないでしょうか。
4 共通の趣味を持つこと
仲の良い夫婦は、どこかに必ずお互いに、趣味、嗜好、将来の夢等の共通点をもっているように思います。
上手な会話の他に、夫婦間のコミュニケーションを取る良い方法として共通する接点を持つ事に若いころから心がける必要があります。特に年老いてできるスポーツとしてテニス、スキー、ゴルフそして旅行は最適であると言われています。
大切なことは「ローマは一日にしてならずです。」夫婦とは毎日の積み重ねの関係です。少しずつで良いので将来に向けて何かを積み重ねていきたいものですね。