自律神経とは,脊椎動物の抹消神経の一つで自分の意志とは無関係に作用する神経で消化器、血管系・内分泌腺・性殖器の不随器官の機能を促進調節する神経で自律神経は交感神経と副交感神経とに分かれています。

交感神経と副交感神経

交感神経とは、昼間活動している神経でストレスや疲労、ショック等を受けた時に状況に応じて素早く対応できるように体が準備している神経をいいます。
交感神経が活発に働いている時は、血管がちぢんで、心拍数が増え、筋肉が緊張してドキドキしたりします。

副交感神経とは、夜など寝ていると時やリラックスしている時に働く神経でこの神経が働いている時は、体の修復をしています。
副交感神経が活発に働いている時は、血管が広がり、心拍数は少なく、筋肉はゆるんでゆったりと落ち着いた状態になります。

交感神経と副交感神経は反対の働きをします

交感神経と副交感神経は体の器官に対して、正反対の働きをします。これによって体の機能のバランスを保っています。
例えば、交感神経の血管に対する働きは、血管が縮む方に作用し、副交感新は、血管が拡張する働きの作用します。

緊張・不安・ストレスで交感神経が働きます

強いストレスが続きますと体調を崩したり、胃が痛くなる等の治療が必要な状態になります。これは交感神経が働き筋肉が縮んで血液の通りが悪くなることから血圧を上げ、心拍数を増やすといった働きをするからです。
一時的なストレスによる交感神経の働きは問題ないですが、常態的になりますと体が悲鳴をあげ、双方の神経のバランスを崩し自律神経失調症等の病へと発展します。

交感神経の悪循環

交感神経ばかり働いていますと。
1 筋肉が固くなる。
2 血管が縮むので、栄養・酵素・体温が全身にいきわたらない。
3 リンパの流れも悪くなるので、疲労物質や老廃物が排出されにくい。
4 疲労回復や体の修復が追いつかず、疲れや不調を抱えてしまう。
5 体調不良事態がストレスになり、さらに交感神経が働いてしまう。といった悪循環に陥ります。

元気になるには副交感神経を働かす

副交感神経を働かすのは、睡眠をしつかりとる。休息を取る。リラックスをする。マッサージを受ける等リラックスした生活を心がけることです。
それには、ストレスを減らす、ストレスの受け止め方を変える。自律訓練法等の意図的なリラックス方法を習得する。などがあります。