調査によると日本の夫婦の関係は,結婚当初は双方に愛情たっぷりの関係が維持されるが,妻の愛情が10年を過ぎた当たりから急激に下がってしまう傾向にある。そして多くは回復せずに推移してゆく,ひどい場合は下がり続けるとのこと,夫にとっては恐ろしい状況になるとの結果が出ています。
欧米では,結婚当初は双方の愛情度は高く,その後は双方とも下がり,熟年になって双方ともまた上がっていくという変化が一般的だそうです。
日本は,夫と妻のズレが大きい。夫は妻を愛しているつもりが,妻は徐々に冷めてゆく。そのズレを夫は気がつかないので修正されないままに時が過ぎてしまう
。それで妻の夫への愛情が回復されないままに下がり続けている傾向にあります。その原因は何であろうか。
1 家事・育児に協力をしてこなかった
子供が幼いころの育児への夫の協力度が問題が,愛情が冷める原因として影響しています。この時期にしっかりと育児に参加し妻の信頼度を上げることが後々の妻の愛情減少を防ぐことになります。
2 男尊女卑的考え方が残っています
戦前は女性に参政権がなく、男女平等といった思想はありませんでした。むしろ女性の地位は低く男性中心の社会であったことから「男尊女卑」と言った表現で男女の関係をいい表していましたが、現在でもそのような考え方は払しょくされていません。
男性には伝統的性別役割分業が生きています
一部男性の中には「伝統的性別役割分業」的考え方を持ており、それが原因で夫婦関係がうまくいかないといったケースも予想されます。