倦怠期とは
倦怠期とは、いろいろな考え方があるようですが、倦怠期とは、字のとおり夫婦関係が飽きて嫌になることです。長い生活を二人で共にしておりますと当然、会話や生活のリズム、性生活等が往々にして定型化してきます。
そのような変化のない毎日が続きますと夫婦どちらかが、このような生活でいいのかなと気がつき変化を求めようとします。このような時期は二人の関係が倦怠期に入ったと言えます。
倦怠期は変化を求めています
気がついた方の方が変化を求めるのはとっても大切なことであり、生活の知恵です。このような機会を利用いしてご夫婦でリフレッシュするのもいいかと思います。しかし、中には外に変化を求めて不倫をしたり、ギャンブルに走ったりする人がいます。これは一方的な倦怠期の解消であって最悪の方法です。倦怠期を二人の生活に取り入れ、より充実した生活にしようとする機会を放棄したものといえます。また、夫婦喧嘩が絶えない。喧嘩がひどくなる。相手に嫌悪を感じる。といいたご夫婦もいます。このような状況までお互いに追い込むことなくプラス思考で乗り越えたいものです。
倦怠期は、ご夫婦の関係に変化を求めていますので、お互いでマンネリ化した生活に少し変化を持たせることが必要です。お二人がどのように生活を変化させることができるかを話し合い実行することです。
倦怠期を乗り越えて夫婦の歴史がつくられます
そもそも倦怠期は二人の生活をより充実させるための竹の節みたいなものです。ですから夫婦生活で一度しかないと言ったものではありません。小さな波もあれば大波もあります。それをその都度工夫して乗り越えて夫婦の歴史が作られるのです。
戦前の倦怠期のささやかな工夫
戦前や戦後のしばらくは、どこの家庭でも畳の日干しをしていたものです。その際に家具の配置換えをしていました。これもささやかではありますが、生活環境を変えて夫婦生活のマンネリ化を防いでいたように思いますし、昔の方たちの生活の知恵を学びたいものです。
倦怠期を離婚の危機にしてはいけません
現在は、夫婦生活も50年前後維持していくことが必要です。この長きにわたり関係を維持し続けようとしたとき、倦怠期は時に夫婦関係の危機になることがあります。
このようなことから倦怠期は夫婦関係を維持していく上で、必ず訪れる危機と成長のチャンスであることを事前に承知し夫婦関係を築いていくことが必要です。倦怠期を離婚の危機にしてはいけません。