男性の多くは程度の差があれマザコンと考えても問題ありません。それほど男にとって母親の存在は大きいわけです。結婚してもなお母親離れできずに、何かというと、すぐに母親の意見をききそれを信じてそのとおり実行しようとします。
そんなお母さんベッタリマザコンが増える傾向にあるようです。このような現状では結婚してから嫁と姑の関係はなかなか一筋縄では行かないのは当たり前です。
そこで、嫁姑の関係を考えるときに母の愛と、妻の夫に対する愛についての違いをきちんと理解しておかなければなりません。
その違いは、質的に違うと言うことです。
そこで母の愛とはどんな愛なのかと言いますと、それは無償の愛なのです。「ギブアンドギブ」なのです。見返りを求めない愛なのです。
一方、妻の愛は他人同志が「お互いに好き」という双方が了解した愛です。これは「ギブアンドテイク」の愛だと思います。
しかし、関係が深まり、時には「ギブアンドギブ」に発展していくことは何も問題はありませんが、母親のように死ぬまで続く「無償の愛」にはならないことを夫となる男性は理解しておくべきであります。
このような異質の愛が、絡んだ関係が嫁と姑の関係であります。本来は対等に戦うべき対象ではないはずだと思いますが、いかがでしょうか。
このような二つの愛を享受している夫は十分立場をわきまえ妻と姑の関係を構築していかなければいけません。