人生で避けて通れない危機の問題は前もって考えておく必要があります。その代表的なものが、何となく使っている言葉の「四苦八苦」であります。これは宗教用語でありますが、日常的に使われるようになっています。
四苦八苦の「四苦」とは、
- 1 生まれること
- 2 病気すること
- 3 老いること
- 4 死ぬことであります。
四苦八苦の「八苦」とは
八苦はこの四苦を入れて「愛別離」「怨憎会」「求不得」「五陰盛」を指しており、全ての人に皆平等におとずれる危機であります。
- 5 愛別離(あいべつり)親、妻、子兄弟の別れの苦しみ
- 6 怨憎会(おんぞうえ)恨み、憎む者に出会う苦しみ
- 7 求不得(ぐふとく)求め、欲するものが得られない苦しみ
- 8 五陰盛苦(ごおんじょう)八苦の内5陰から生まれる苦しみ
五陰とは
次の通りですが、自分自身が生きている(心身の活動をしている)だけで苦しみが次から次へと湧き上がってくることを指します。
- 色(肉体)・・・すべての物質を指し示す。この場合、「身体」機能が活発であることために
起こる苦しみをいいます。 - 受(感受作用)・・・外界の事象(刺激)を受け入れる「心」の働きを言います。
- 行(意志・記憶)・・・想念(心の中に浮かぶ考え)を行動すること。
- 想(象徴)・・……・・想念すること(心の中に浮かぶ考え方)
- 識(認識作用・意識)・・・思慮、分別する精神作用
これらの人生における危機について、分っている人は多いが具体的に対応しているのは、せいぜい生命保に入るくらいでしょうが,
是非機会を見てお二人の人生を危機対応をしながらいかに幸せに過ごしていくかについて話し合いをしておくべきではないでしょうか。